病院の薬では治せない不調を癒やす。「文化こそが薬」であることを証明した驚きのデータ

「フラが心身に良いといっても、それは気のせいではないの?」 真面目で誠実なあなたほど、そんなふうに感じるかもしれません。しかし近年、古代のハワイアンたちが体験として大切にしてきた教えを、現代の科学や医学がはっきりと証明し始めています 。 本書の第十三章では、伝統の知恵と最新のデータが手を取り合う、驚くべき真実についてお話しします 。

アメリカの国立衛生研究所(NIH)の支援を受け、ハワイ大学医学部のケアヴェ・カホロクラ教授らが中心となって行った「Ka-HOLOプロジェクト」という画期的な研究があります 。高血圧を抱える人々が週2回のフラのレッスンを半年間受けた結果、一般的な降圧薬1剤分を上回る劇的な血圧の低下(収縮期血圧で平均15.3〜18.3mmHgの低下)が確認されたのです 。 さらに、10年間の心血管疾患の発症リスクが2倍も減少するという、医療関係者も驚く結果が報告されました 。

教授はこの劇的な効果について、「身体活動そのものだけでは説明できない。フラがもたらす『社会的なつながり』と『文化的アイデンティティの回復』が心理的な充足感を生み、生理学的な治癒力を引き出したのだ」と結論づけています 。 歴史的背景による心の傷や孤独を抱えていた人々が、「私には誇るべき文化がある」「私はひとりではない」という尊厳と絆を取り戻したこと。それが自律神経を整え、血管のこわばりまでをもやわらかくほどいていったのです 。これを教授は「Culture is Medicine(文化こそが薬である)」と表現しました 。

これは遠いハワイの話ではありません。現代の日本で役割に追われ、「本当の自分」を見失って孤独を抱える私たち女性にとっても、同じことが言えます 。 誰にも評価されず、ただ「ありのままの私」でいられるあたたかい居場所(文化と共同体)を持つこと。それこそが、病院のお薬では決して治せない深い孤独を溶かす、最高の処方箋になるのです 。

――病院のお薬では治せない「深い孤独」を、あたたかな文化が静かに満たしていく 。

「Culture is Medicine(文化こそが薬)」。現代科学が証明しはじめた、フラが心身にもたらす驚きの癒し効果と、本当の健康を手に入れるヒント。

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