以前から「バリの伝統的なセレモニーに参加してみたい!」と思っていた私。今回、バリ人の友人の協力で、その願いがついに叶いました。バリ・ヒンドゥー教の重要な祭礼日「ガルンガン」に参加することができたのです。
ガルンガンとは?
ガルンガンは、善(ダルマ)が悪(アダルマ)に勝利したことを祝う日。神々や祖先の霊が地上に降り立ち、人々は供物を捧げて祈りを捧げます。日本のお盆に似た宗教行事ともいわれています。この日を迎えるにあたり、1週間前から準備が始まり、前日(プナンパハン)には豚を生贄にし、お祭り料理「ラワール」を作ります。
ヌガラでの準備とガルンガン当日
祭りの前日、友人の実家があるヌガラへ向かい、準備の様子を見学。伝統衣装を購入し、お祭り料理も堪能しました。
そして迎えたガルンガン当日。まずは家寺でのお祈りから始まり、本家の家寺へ移動し、さらに地域の大寺へ。正装し、供え物を持った人々が集まり、厳かに祈りを捧げます。
驚いたのは、お坊さんの祈りの唱が始まった瞬間。マイクもないのに、その声は波動のようにお腹に響き渡りました。まるでフラのオリやチャントのように、呼吸と共に発せられる声が身体全体に染み込んでいくようでした。
その後、一人ずつ聖水をかけてもらい、お祈りの儀式を行いました。額にお米を貼るだけでなく、少し口に含むことにも驚きました。そして、大寺ではバリ・ヒンドゥー教のお守り「ブナン・スリ・ダトゥ」もいただきました。
ブナン・スリ・ダトゥとは?
ブナン・スリ・ダトゥは、バリ・ヒンドゥー教の三大神(トリムルティ)を象徴する赤・白・黒の3色の糸を編んだ紐。これらの色は火・水・風の3つの自然の力を表し、バランス・調和・理解を意味するそうです。お寺では紐のまま受け取り、その後自分でねじって家族や友人と結び合い、余った紐はお線香の火で焼き切ります。お線香がこんなところでも重要な役割を果たしているとは、奥深い文化を感じました。
バリの人々の信仰の深さに感動
今回の体験を通じて、バリの人々が神様、ご先祖様、そして自然に感謝し祈りを捧げる姿に心を打たれました。日本もハワイも、古代から人々は祈り、歌い、踊ってきました。宗教や人種が違っても、人間の深い部分では繋がっているのだな、と改めて感じました。私もこれから、周囲への感謝、フラへの感謝、自然や土地への感謝を忘れずに生きていこうと誓いました。
ヌガラでの素晴らしい滞在とおすすめのガイド
バリ島西部・ヌガラは、大自然が美しい場所。滞在したヴィラも最高に快適で、夢のような時間を過ごしました。
そして、この貴重なガルンガンの体験は、日本語ガイドの友人にお願いすれば、同じように体験ができます!バリ島を自由自在に満喫したい方は、ぜひ「NAOのカーチャーター」で最高の旅を。ガイドのナオちゃんは明るくて優しく、リピーター続出の人気ガイドです。ぜひ、サイトをチェックしてみてくださいね!
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