3月29日(日)。 3月とは思えないほど温かく、柔らかな日差しに包まれた春の日。 私たち「Ka Hōkūlani」にとって記念すべき初めてのイベントとなる、 大森山王日枝神社での奉納フラを執り行いました。
当日はまず、厳かな空気の中で本殿でのご祈祷から始まりました。 神様の前で静かに心を整え、深く呼吸をするたびに、 これからの演舞に向けて身の引き締まる思いがいたしました 。
簡単なご挨拶を終え、まずは「E HO MAI(エ・ホ・マイ)」のオリ(詠唱)から。 皆の力強い声が境内に響き渡り、空気が一変します。
続いて、入場曲の「Hoʻopuka e ka Lā」。 誇らしげに踊りながら入場してくるハウマーナ(生徒)たちの姿を目にした瞬間、 胸が熱くなり、込み上げるものをただ深く息を吐いて、あたたかく受け止めていました 。

演目は、リリウオカラニ女王を称えたメレ「Liliʻu ē」、 そして皆から愛された美しきカイウラニ王女に捧げる「Kaʻiulani」へと続きます。
私はイプ・ヘケを叩きながら、 お越しいただいた方々、そしてハウマーナ一人ひとりの表情をじっと見つめていました。 大地の鼓動のような低い響きの中にいると、不思議なことに思考のざわめきは消え、 その時の時間は驚くほどゆったりと流れていたのです 。
ハウマーナたちは皆、内側から溢れ出すような光を放ち、キラキラと輝いていました 。 その場に満ちる、大いなるエネルギー。 この聖なる空間を皆で共有できていることが、 ただただ幸せで、楽しくて、うれしくて……。
後から聞けば、ハウマーナたちも 「緊張よりも、とにかく楽しくて幸せな時間だった」 と口を揃えてくれました。 練習の時よりもずっと、皆さんの表情は晴れやかで、 最高に美しい「天の星(Hōkūlani)」そのものでした。

続いて、私自身のソロとして、オリと舞いを披露させていただきました。 今回はホオパァ(唱え手)が私一人だったため、 事前に録音した自分の声に合わせて踊るという形をとりました。
フラの女神ラカに捧げるオリ「Noho ana ke akua」を唱えている最中、 肌をなでる柔らかな風、境内の匂い、澄み渡る空気……。 五感のすべてが研ぎ澄まされ、 目には見えないけれど、とてつもなく「大きなエネルギー」に 優しく見守られているのを感じていました。
今回の奉納には、昔からの私の大切なフラシスターをはじめ、 本当にたくさんの方々が足を運んでくださいました。 懐かしい顔ぶれや、温かく見守ってくださる皆様の視線を感じるたび、 私の胸はいっぱいになりました。
これまで歩んできた道のり、 そして今、こうして新しい一歩を素晴らしい仲間(オハナ)たちと踏み出せていること 。 そのすべてが愛おしく、感謝の気持ちが溢れて止まりませんでした。
今回の奉納フラの実現にあたりましては、 会場を快く提供し温かく迎え入れてくださった 大森山王日枝神社の皆様、 そして素晴らしい演武で場の空気を整え、 多大なるご協力をいただいた 大森山王合気道教室の皆様の支えがあったからこそです。 この尊いご縁と、多大なるお力添えに心より深く感謝申し上げます。
これからも「Ka Hōkūlani」として、 一人ひとりが自分らしく輝き、 神聖なエネルギーを循環させていけるよう、 一歩一歩大切に歩んでまいりたいと思います。
見に来てくださった皆様、 そして心を寄せてくださった皆様、 本当にありがとうございました。
