ラカはなぜ「森の女神」と呼ばれるのか?フラの守護神と自然の深いつながり

ALOHA!Ka Hōkūlani HULA STUDIOのMotoeです。

フラを学んだことがある方なら、「ラカ(Laka)」という女神の名前を耳にしたことがあるかもしれません。
ラカとは何か? それはハワイ神話において「フラの守護神」として崇拝される存在であり、フラは彼女からの神聖な贈り物とされています。ハーラウ(フラの学校)には、ラカに祈りを捧げる祭壇「クアフ」が設けられることもあります。

しかし、ラカの意味は「フラの女神」だけではありません。彼女は同時に「森の女神」でもあるのです。踊りと森――一見遠いように思える二つは、実は切っても切れない魂のつながりを持っています。

古代ハワイアンの世界観を理解する上で欠かせない概念が「キノ・ラウ(Kino Lau)」です。これは神々が自然界に顕現する姿を意味します。

ラカのキノ・ラウは森に生い茂る植物たち。

  • マイレ(Maile):香り高い神聖なツル植物
  • オヒア・レフア(ʻŌhia Lehua):火山に咲く赤い花、火の女神ペレの化身ともされる
  • パラパライ(Palapalai):瑞々しいシダ植物
  • キ(Ti / ティーリーフ):魔除けや儀式に用いられる植物

これらは単なる象徴ではなく、ラカそのものなのです。

ハーラウに設けられる祭壇「クアフ」には、ラカの身体とされる植物が飾られます。
これは装飾ではなく、女神を迎え入れ空間を神聖にする儀式。ダンサーたちはここで「ホオウル(インスピレーション)」を授かるよう祈ります。

ダンサーが身につけるレイやクペエは、衣装ではなくラカの身体そのもの。
マイレのレイは「女神とダンサーを結ぶ臍の緒」とも比喩されます。
植物を纏うことでダンサーはラカと一体化し、神聖な器となってフラを踊るのです。

フラは単なる踊りではなく、森と女神ラカと一体になる神聖な行為。
Ka Hōkūlani HULA STUDIOでは振付の技術だけでなく、神話や文化の背景を学ぶことを大切にしています。

レッスンで呼吸を整え、ステップを踏むとき――それは森の女神ラカと繋がり、自分自身が自然の一部であることを思い出す、ホリスティックな癒やしの時間なのです。

Me ke aloha pumehana, Motoe

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