カヒコとアウアナが語る、ハワイの魂

Aloha!Ka Hōkūlani HULA STUDIOのMotoeです。

フラを学び始めると、私たちは必ず二つの大きな流れに出会います。
それが「フラ・カヒコ(Hula Kahiko)」と「フラ・アウアナ(Hula ʻAuana)」。
どちらも、ハワイの文化と歴史を映し出す大切なスタイルです。

「カヒコ」とは、ハワイ語で「古代の」「伝統的な」という意味。
西洋文化が入る以前から続く、神聖な儀礼としてのフラです。

カヒコは、神々や首長を讃え、神話や歴史を後世へ手渡すための「祈り」であり「記録」。
伴奏は、オリ(詠唱)と、イプヘケやパフといったハワイ固有の打楽器のみ。
その動きは力強く、大地を踏みしめるように踊られます。

私たちのスタジオでも、カヒコを通じて心と身体を整えることを大切にしています。
なぜなら、カヒコこそがハワイ文化の「根」であり、静かに脈打つ源だからです。

「アウアナ」とは、ハワイ語で「彷徨う」「漂う」という意味。
19世紀以降、西洋の音楽や楽器がハワイに入ってきたことで生まれた、現代フラのスタイルです。

ウクレレやギターの音色にのせて、愛や自然の美しさを語るアウアナは、
流れる詩のように優雅で、観る人の心をふわりと包み込みます。

アウアナは、カヒコを否定したものではありません。
むしろ、伝統の根を守りながら、新しい時代にしなやかに適応した「進化」の証です。

かつてフラは「野蛮」とされ、公の場から姿を消した時代もありました。
しかし、メリー・モナークとして知られるカラカウア王が、フラを再び光へと導きます。

カヒコという「根」を守りつつ、西洋音楽という「水」を吸収しながら、
アウアナという「花」を咲かせたのです。

カヒコは、大地とつながり、神聖なルーツを伝える「儀礼」。
アウアナは、感情や物語をメロディーに乗せて語る「詩」。

どちらも、カラカウア王の言葉を映しています。

“Hula is the language of the heart, and therefore the heartbeat of the Hawaiian people.”
フラは心の言語であり、ハワイアンの心臓の鼓動そのものである。

Ka Hōkūlani HULA STUDIOでは、とくにカヒコという深い「根」に触れながら、
二つのスタイルが紡いできたハワイの心の響きを、これからも皆さんと分かち合っていきたいと願っています。

Me ke aloha pumehana, Motoe

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