ALOHA!Ka Hōkūlani HULA STUDIOのMotoeです。
今日は、ハワイ語の美しい響きと、フラを深める「言葉の力」についてお話しします。
ハワイ文化を学びながら踊りたい方、フラを単なる動きから「表現」に変えたい方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
ハワイ語とフラの深い関係
ハワイ語と聞いて、まず思い浮かべるのは「Aloha(アロハ)」ではないでしょうか?
世界で最も有名で、そして温かいハワイ語のひとつです。
でも、ハワイ文化、特に私たちが大切にしている古典フラ(カヒコ)の世界では、「Aloha」はほんの入り口に過ぎません。
その奥には、息をのむほど豊かで深い「言葉」の海が広がっているんです。
なぜ、私たちがこの「言葉の力」を大切にしているのか——その理由をお話しします。
フラは「言葉」を伝える身体の言語
古代ハワイには文字がありませんでした。
では、神話や歴史、王族の系譜といった大切な知識をどうやって後世に伝えてきたのでしょう?
その答えこそがフラです。
フラ、特にカヒコは「オリ(詠唱)」や「メレ(歌)」によって語られる言葉が主役。
振付やハンドモーションは、その言葉を翻訳する目に見える「言語」なのです。
「Ua(雨)」「Mauna(山)」「Pua(花)」——ダンサーは手や身体の動きを通して言葉の意味を表現します。
つまり、フラとは踊る叙事詩なのです。
言葉を知れば、踊りは「表現」に変わる
体験レッスンで「振付を覚えるのが苦手で…」という声をよく伺います。
でも、私はこうお伝えします。
「振付を完璧に覚えることだけが目的ではありません」
言葉の意味を知らないまま形だけを覚えても、それは体操や暗記に過ぎません。
例えば「E hō mai(授けてください)」という詠唱。
意味を理解して唱える声と、知らずに音だけを真似る声とでは、響きも心構えもまったく違います。
言葉の意味がわかった瞬間、踊りは「暗記」から「感情を込めた表現」へと変わるのです。
Ka Hōkūlaniで始まる「知的な旅」
私たちのスタジオが他と違うのは、この言葉と文化へのアプローチです。
フラのレッスンを「ハワイの神話や文化に触れる知的な旅」と考えています。
- 初心者クラスでは、オリのリズムと簡単な言葉の基礎から。
- 基礎クラスでは、ハワイ語の意味や背景を学びながら踊ることを実践。
- 一つひとつのハンドモーションに込められた意味も丁寧に解説します。
これは表面的な学びではなく、知的な探究心を持つ大人の女性にこそ楽しんでいただける学び方だと確信しています。
「Aloha」という言葉が持つ温かさ。
その一歩先にあるハワイ語の美しい響きと、踊りを「表現」へと変える言葉の力を、ぜひ一緒に体験してみませんか?
Me ke aloha pumehana, Motoe
