アロハの奥にあるもの 役割に疲れた「私」を癒す――ハワイの叡智と動く瞑想
「今から新しいことを始めるなんて遅すぎるのでは」「運動経験も体力もないから、ダンスなんて無理」。何かを始めようとしたとき、そんなためらいが心をよぎることはありませんか 。 本書の第一章では、多くの方が抱える「体力・年齢・経験」という三つの不安を、ハワイの叡智とともにやさしくほどいていきます 。
フラ(特に古典フラ=カヒコ)と聞くと、腰を深く落として激しく動くイメージがあるかもしれません 。しかし、あの低い基本姿勢(ハーア)は、身体を痛めつけるためのものではありません 。足裏で大地をしっかりととらえ、年齢を重ねた女性の身体に本当に必要な「姿勢を支える力(インナーマッスル)」をやさしく目覚めさせるためのものなのです 。
そして「年齢」の壁。ハワイでは、80歳を超える長老(クプナ)から小さな子どもまでが同じ時間を共有して踊ります 。若さには勢いがありますが、成熟した年代には、これまでの人生で味わってきた喜びや喪失、抑え込んだ想いが「深み」となって踊りに宿るのです 。 フラは、技術の巧さを競うものではなく、心にある物語を身体を通して語る営みです 。未経験であることは、壮大な物語をまっすぐ受け取れる「美しい余白」という強みになります 。
役割の中で飲み込んだ涙や葛藤は、決して重荷ではなく、踊りに静かな光を添える宝物へと変わります 。年齢を重ねて成熟した今こそが、ご自身の感覚に丁寧に寄り添い、フラを始める最高のタイミングなのです 。 焦らなくて大丈夫。あなたの重ねてきた歳月そのものが、もっとも美しい踊りの技術になるのですから 。続きはぜひ、本書の第一章を開いてみてください。

