ALOHA!Ka Hōkūlani HULA STUDIOのMotoeです。
「いつかフラを踊ってみたい」——そんな憧れの気持ちのすぐ隣に、「でも、私には無理かもしれない」という、ささやかな不安がそっと寄り添っていることはありませんか?
体験レッスンのお問い合わせの際、多くの方がこんな言葉を口にされます。
「私は、昔から本当に身体が硬くて…」
「音楽は好きなのですが、リズム感が全くなくて…」
そのお気持ち、痛いほどよく分かります。
私たちは「ダンス」と聞くと、まるで特別な才能や、生まれ持った身体能力が必要なものだと、無意識のうちに思い込んでしまうことがあります。
でも、もしその二つの不安が、あなたの「踊ってみたい」という気持ちにブレーキをかけているとしたら——
どうか、そのブレーキをそっと外して、このお話を読んでみてください。
なぜなら、フラ——特に私たちが大切にしている古典フラ(カヒコ)は、あなたの身体を「評価」するのではなく、ありのまま「受け入れ」、そしてその可能性をゆっくりと開花させてくれる、魔法のような踊りだからです。
1. 「硬さ」ではなく「軸」を大切にする踊り
バレエのように高く足を上げたり、ヨガのように深く前屈したり…。
多くのダンスや身体表現では、「柔軟性」が高いことが美しさの基準とされがちです。
でも、フラの基本姿勢を思い出してみてください。
膝を少し曲げ、腰をどっしりと落とす——この姿勢が求めているのは、天に伸びるような柔軟性ではなく、大地に根を張るような「安定感」と「軸」なのです。
フラは、あなたの身体の硬さを責めません。
むしろ、その安定した姿勢で、力強い大地のエネルギー(マナ)を感じることから始まります。
そして、ゆったりとした音楽に合わせて、繰り返し優しく身体を揺らすうちに、緊張でこわばっていた筋肉は自然とほぐれていきます。
フラにとって柔軟性は、スタートラインに立つための「条件」ではなく、踊り続ける中で自然と育まれていく「贈り物」のようなもの。
あなたの身体が持つ、今の心地よい範囲で動くこと。
それが、フラにおける最も大切な第一歩です。
2. 「リズム感」は、頭ではなく、足の裏で学ぶもの
「リズム感がない」と感じる方の多くは、音楽を「頭」で聴き、「正しいリズムに合わせなければ」と緊張してしまっているのかもしれません。
でも、フラのリズムは、耳だけで聴くものではありません。
それは、足の裏で「感じる」ものなのです。
古典フラ(カヒコ)で使われるイプヘケの音は、まるで心臓の鼓動のよう。
その「ドン、ドン」という響きに合わせて、裸足の足裏で大地を踏みしめる——すると、不思議なことに、リズムは頭を通り越して、直接あなたの身体に流れ込んできます。
それは、外側の音楽に自分を合わせにいくのではなく、自分自身の内なる鼓動と、大地の鼓動を重ね合わせていくような感覚です。
最初は少しずれていても、まったく問題ありません。
私たちのスタジオでは、「誰も置き去りにしない」を合言葉に、全員がその心地よいリズムを感じられるまで、何度でも、ゆっくりと一緒にステップを踏みます。
すべての身体は、物語を語るためにある
フラの原点は、誰かと技術を競うためのものではなく、神話や歴史、自然への祈りを伝えるためのものでした。
物語を語るのに、完璧な身体など必要ありません。
必要なのは、伝えたいという想いと、それを表現する、あなただけの身体です。
硬さも、ぎこちなさも、すべてがあなたの個性。
あなたの身体が、あなたの人生という物語を刻んできた、かけがえのない証です。
Ka Hōkūlani HULA STUDIOは、そんなあなたの身体を、心からの敬意とアロハで迎え入れる「聖域(サンクチュアリ)」です。
ここでは、誰もあなたの身体を評価したり、ジャッジしたりしません。
「体が硬い」「リズム感がない」——その不安は、一旦スタジオのドアの外に置いて。
あなたの身体が、音楽と出会い、踊る喜びに目覚めていく——その奇跡のような瞬間を、私たちと一緒に体験してみませんか。
あなたの、ありのままの身体に会える日を、心から楽しみにしています。
Me ke aloha pumehana, Motoe
